【教育】家庭の〇〇が子供の学力に影響を及ぼす・・・

※ここでは社会的な背景から「学力」がどうなるかという結果に注目して述べています。

学力が高い≠成功する

ではありません。よろしくお願いします。

 

各家庭ごとに学力に差があるのは言うまでもありません。

それは、経済的な格差、1人親世帯の増加、ネグレクト、虐待・・・

 

一人親世帯にしろ、毎日気にしてくれたり、面倒見てくれる親がいる。愛情をもって子どもを育てている。

きっとそれは、データとは関係なしに、一般的に親子の「幸せ」は正の相関(愛情をもって育てれば、子は幸せになる。子の幸せは親の幸せ)があると私は信じています。

学力だけがすべてではない。これは言うまでもありません。ただし、社会で生きていくには少なからず、自分で課題をみつけ、考え、解決していく力が必要であると思っています。

そして、どんな子でも平等に、同じ教育を受けられる場所。それが学校になります。

 

ですが、最初から持っている学力・能力に差があることから、いくら同じことを教えてもらっても、内容を物にできるのには個人差があります。

 

今日は学力が「いつ差が生まれるのか」また、「それは努力で克服可能なのか」そういった研究結果を見ていきたいなと思います。

いつ差が生まれるのか。

それは「小1(6歳)で表れ始め、中3に向けてその差は拡大していく」です。

具体的には、家庭経済で富裕層と貧困層の偏差値の差は小3で約5ポイント、中3で約15ポイントとなります。

さらに、内容が難しくなるせいか、各教科への好感度も年々下降傾向にあります。算数・数学至っては、小3で約85%の子供が好感をもてると解答しているのに対し、中3では約65%まで低下してしまいます。

何が言いたいのかと言うと

 

できる子はなんとかくらいつく、できない子はわからないから諦める。

 

こうなってしまうわけですね。

 努力で克服可能なのか

それを防ぐにはやはり、学習時間の確保になります。

この前は家庭経済が貧困層の過程でも「30分以上」から 効果が表れ始めると言いました。これは間違いではありません。しかし、両親が非大卒を前提におくとなると2時間以上で顕著な効果が出始めるという結果だったそうです。

よく、勉強ができないのは「個人の努力が足りないから」や「その子の能力が低いから」と聞きますが、実は「親の能力、子への関心」これも重要な指標になっています。

しかも、親自身の学歴が低いとなると毎日2時間以上の勉強をしなければ効果は薄いという結果に・・・

 受験生ならまだしも、普段から毎日2時間はしんどいと思います。

なので、ここではなぜ2時間以上という結果になったのか、その理由を考えたいと思います。

その理由を推測すると

  • 家で親が勉強を教えられるられない
  • 親が何故勉強しなければいけないのかを子供に話し切れていない
  • 勉強以外の面白いことに注意が奪われている
  • そもそも親が勉強を重要視していない
  • 勉強に楽しさを見出せない

このような背景が少なからずありそうです。(他にも理由がありあそうです。ぜひ、コメントください)

「自信」3要素の一つである、自己効力感(今ある知識を駆使して努力で問題を解決できる力)を高めるのに勉強は欠かせません。さらに、前ある知識と結び付けて解決できると思い、とりくめるようになると、有能感も上がります。

※3要素についてはこちらから↓

【教育】「自信」をもって生きなさい!・・・??? - EduCa0303のブログ

 

勉強する意味を見出せるようになるにはまず「考える癖」がなにより重要だと思います。日頃から「何故」を大切に親子で一緒に考えることが最初の1歩だと思います。

 

参考書籍

学力格差拡大の社会学的研究 小中学生への追跡的学力調査結果が示すもの [ 中西啓喜 ]

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