笑顔は大事!でも周囲の人はもっと大事!

 

いつどんな時も笑っていたい。

つらいときでも、笑っていたい。

 


「笑顔」の効果は本当にすごい。笑顔の最大の効果とは「相手に良い印象を与えるだけでなく、自分も楽しくなる。幸せになる」効果がある。

「笑顔」というものは「作り笑い」と「自然とでる笑い」と大きく2種類存在しており

、この「自然と出る笑い」こそが最大の幸福をもたらしてくれると考えます。

しかも、それには他人の存在が欠かせないというのが今回の内容です。


また、今日の記事は幸せの3つの資本である「社会的資本」にあたる部分です。

 


笑顔の不思議

 


面白くなくても「笑顔」になるだけで、自然と楽しくなったり、嬉しくなったりする。

テレビからの副音声に笑い声が入るだけで、別に面白くもないのに笑ってしまったことはないだろうか。

 


そのため、時にはその笑顔が悪用されてしまう事もある。いわゆる「作り笑い」というものである。セールスマンとかに笑顔で挨拶されると、何となく好感をもってしまい、話しが長引く経験はよくあります。(おかげで、超割高、太陽光の話を永遠と聞かされたのは良い思い出)

 


今日はそんな強力なツールである、「笑顔」についてまとめていきたい。

 


笑顔の利点

・寛大で好ましい人と思われやすい。

・魅力的で友人をつくりやすい。

・失敗しても寛大に受け止めてもらえる。

・笑顔は100m離れたところからでも認識できる。

・よく笑う子供は社会的にも有能

また、女性の方が笑顔をつくれるという話もあるようです。男性諸君!笑う事を意識しよう!

また、子供の笑顔のパターンは親のパターンと似ている。という事実もあるようです。

 

笑顔は顔のどの部分?種類は?

笑顔にはなんと( ゚Д゚)43の筋肉( ゚Д゚)がある。

その中でも重要なのが

口角をひきあげる「大頬骨筋」

目の周りの「眼輪筋」

眉間にしわをつくる「しゅう眉筋」

この部分を主に笑顔が構成されるようです。

 


また笑顔の種類として

愛想笑い、冷笑、嘲笑、悲しい笑顔、幸せな笑顔、はにかんだ笑顔、申し訳なさそうな笑顔、神経質な笑顔、輝く笑顔、怒った笑顔...

があげられます。

 

人は単独で笑う事はほとんどない

私自身もよく笑う方だと思っています。しかし、それは相手があってこその笑顔。

Youtube等みてて笑うことはありますが、一人でこのブログを書いているとき、一人で勉強しているとき。笑う事はほとんどありません。

 

私たちは単独で笑う事はできないのです。

 


この事実を認識したとき、私は改めて「ハっ」としました。

一人で闇雲に笑おうと思えば「意識的な笑顔」というものは作れますが、相手がいなければ「自然な笑顔」が出せないのです。

 


笑顔は社会的なつながりを確立したり、確認したりすることを意図している。

笑顔とは、「相手」がいてこそ、本来のすばらしい効果を発揮することができます。

 

 

辛い時に一番効く笑顔、あまり効果のない笑顔

⇒人と話す、自分の体験に基づいて自然な笑いをしよう。

 


辛い時に効く笑顔、それは「自然と笑いがでるような会話を他の人とする」これが一番なのでは?と思いました。辛い経験は後で笑い話になる、とよく言われるように、やはり人と話すというのは精神的にも自分を前向きにしてくれる効果があります。

他にも「自然と笑いが出るような昔の写真をみる。動画をみる。」これもいいかなと思っています。それは自分が一度経験した、体験した思い出ですので、当時の気持ちになって振り返れると思います。

 


辛い時にあまり効果がない笑顔として、

おもしろくない、辛い時でも笑うといい、お笑い動画をみるなんて話がありますが、やはり一人で無理やりつくるといった「作り笑い」、現実から逃げようという趣旨行動はあまり効果がないと思います。

 


基準としては自分の体験に基づいて、自然と笑う事ができるかどうかです。

 


まとめ

幸せな人生を歩む1歩として、他者とのつながりは欠かせません。普段から心から笑えるそんな良い関係をこれからも築きあげたい。そんな風に思っています。

短いまとめですが、今日はこの辺で!

幸せな人生を目指して

幸せな人生を手に入れたいなら

楽しんで働き、お金を必要な分だけ稼ぎ、そして何よりも、周りの人を大切に思いなさい。

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一度きりの人生。どうせなら、

 

精一杯やりたいことやって、

精一杯楽しんで、

精一杯頑張って、

精一杯疲れて、

幸せな人生だったなと思って死にたい。

 

もうすぐ、30になり、妻ともうすぐ子供が生まれる私です。まだまだ人生の途中ですが、「今死ねば楽になる」と思った事が何度かあります。その中でも2つ紹介します。

 

1度目は高校での部活動。

毎朝6時には家を出て、朝練をやり、授業を寝ながら受け、午後も夜まで部活。二度とあんな生活したくないです。

ですが、現役の頃に比べて、体力こそは落ちましたが、今でもスポーツは好きです。健康的な身体は手に入れたと思います。

今になって思うのは、学生の頃の大事な時間を勉強よりも身体ばかり動かしていたせいで、「考える」ことを勉強しなかったのは何よりもツラい。

だけど、丈夫な身体。がむしゃらさ。これは得られたのかなと思います。そして何よりも一緒に部活を頑張った仲間は今でも大事です。

 

2度目は社会人から今まで

これといった「やりたい」と思った仕事に就かず、なぁなぁと入社し、転職も何度か繰り返しました。

今もこれといった「やりたい」といった仕事に就いていません。

でもやりたいことがあるのか?プログラミングやデータ分析に興味はありますが、残念ながら食っていけるほど、実力はありません。

社会人は1日の大半を「仕事」に時間を費やします。ですので、人生の大半の時間を仕事に捧げます。

今の心持ではいろいろとヤバイ。

 

あれ?「今死んだら幸せな人生」と言えるだろうか。

 

答えはノーです。「死にたい」と思っても私はまだ「幸せな人生だった」と思う事はできません。そう思うにはどうしたらいい?と思ったとき、1冊の本に出合いました。

 

「幸福の資本論」 著:橘玲

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この本を読んで私は幸福が3つの資本に分けられるとのことを知りました。

  • 金融資本⇒お金
  • 人的資本⇒働く力
  • 社会資本⇒人との絆

 

2回死にたくなった体験に戻ります。

1度目の部活については、私は「社会資本」の大切さを実感したと思います。

部活も決して一人では続ける事はできませんでした。周りに仲間がいたからこそ、できたことだと思います。

 

しかし、2度目の仕事については「金融資本」を優先するがあまり、「人的資本」をかなり無視してしまいました。

おかげさまで、人生が「ハードモード」となってしまい、結構つらいです。

転職しようにも、今まで年収が下がってしまう事に嫌気がさし、結局環境を変えるだけの転職をしていたため、根本的な解決に至っていません。

 

そんな私が行きついた考えは「読書」でした。

 

今まで本を読むのが苦手で、毛嫌いしていましたが、猛烈に本を読むように努力しています。そして出会ったのが「幸福の資本論」という本でした。

 

この本に基づいて、自分なりの「幸福」について追及していき、これからの自分の人生の歩み方を追求していきたいなと思うようになりました。今まで嫌だった仕事も決して悪いところばかりではなく、良いところもあります。何より今、育休が取れたということ。

 

子供が産まれたら、もっと自分の価値観が変わる。そんな気もしています。

楽しんで働き、お金を必要な分だけ稼ぎ、そして何よりも、周りの人を大切に思う。

自分の中の幸せを模索していこうじゃないか!

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【学習】「目標達成が中々うまくいかない」と思ったときによむブログ

誘惑物が何かを疑う

「目の前に1000万円受け取れるとする。1年待てば1100万円になる。ただし、その1000万はつねに見えるところに置いておかねばならない。」

さて、あなたは今、受け取りますか?1年後に受け取りますか。

 少しでも得をしたい、別に今すぐに使う予定ない!というなら1年待つ事も選択肢にあるかもしれない。(今すぐほしい、自分で1000万を2000万にすればいい、だから受け取ってそれでお終い。)

 

 長期の目標をもつとき、そこに到達するための利益について考える。その目標が高いほど、長期にわたる到達するための持続力が必要となる。自身の持続力の強さを見誤ると、長期的な目標達成の可能性を低くなる。

 自分が絶好調!!ウヒョヒョ状態のときに立てた目標は3億%失敗します。

自分が絶不調の時でも、まぁこれくらいは。というのも考えながらつくるのがよいです。

 

 今得られる利益を将来に先伸ばすことを満足遅延という。満足遅延はより高い安心に到 達するための衝動である。その利益を得るために我々は自分を制御しつつ、絶え間ない努力をし続ける。

しかし、人間は誘惑に弱い

目の前に誘惑物(特に携帯)があると、無意識にそれに手を伸ばし、いじってしまっては集中力が持ってかれ、無意識に疲れ、無意識にやる気がなくなり。あーきょーはつかれた。もーいーやー。となってしまう。

 最初の例もずっと1000万が見える状態にある。もし、1年の間にどうしてもそのお金が必要というなら、手をだしてしまうかもしれない。

 

 だったらこうしてみてはどうでしょうか。

 

目標【(携帯が原因の場合)目の届かない場所におく。】

(例)

もし、家に帰ってきたら、携帯は指定の場所に置く。

家にいるときは指定の場所に置く。

 

いわゆる習慣化の帝王If-thenルールです。

私も昔から知ってはいたのですが、実践できていない事に気づきました。

まずは紙にかく!記録する!ここから始めたいと思います。

 

 

 

子供時代にどれだけ耐えられたかが肝

 ちなみにですが、この満足遅延の持続力には当然個人差があります。特に、子供の時にこの満足遅延が鍛えられていないと、将来、自己制御の問題に直面すると言われています。ちなみに自己制御は知能や学業成績と無関係です。

 

大人になってからも身に付けられるのですが、大人の場合は簡単な誘惑で壊れてしまうことが多いです。一度できたからもう大丈夫!これはよくないです。永遠にやり続ける覚悟が必要ですね。そうまでしたいことなのかは各自で判断ですね。

 

ちなみに学力が高いと将来成功するとは言いにくいのですが、自己制御がしっかりできる人間は社会的(特に結婚で)成功できる可能性が高いという結果だったそうです。

ちなみに自己制御は学力とも相関があります。

 

 

注意:あなどるな「自我消耗」

いわゆる精神的疲労です。いったん消耗してしまうと、人はエネルギーや努力、持続力、自己制御を著しく低下させる。これも無意識に使われていると思ったほうがよい。

  •  仕事でなにか疲れることした。
  •  学校で嫌な事があった。

これらはかなりのエネルギーを消耗しているはずです。そのときは「褒美」を与えるのが一番です。焦る必要はないです。回復するまで待ちましょう。

 

 消耗してしまうと怖いのが「他人へ攻撃的になりやすい」ということです。不正を働きがちにもなります。このような感情がでてきたら計画に無理がないか。実行しつつ心の声に耳を傾けることをお忘れなく。

 

まとめ

目標に到達する助けはなにか、助けにならないものは何か。

目の前に誘惑が置かれたとき、その誘惑に抵抗できるだろう。

しかし、そのような努力自体が能力を奪い始め、長期間同じレベルの抵抗を維持することはいっそう困難にしてしまう。

自己制御できる人というのは決して禁欲の賢者、孤独な人というわけではない。

今後も良い分の目標の設定ができるようになりたいと思った今日この頃でした。

 

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【教育・子育て】思春期の子とのより良い関係を目指して

子供が学習に求めているものは何だろうか。

今よりも新たな自分への進化。

つまり、昨日よりも今日の自分が優れている。このような実感を持てれば嬉しいことでしょう。

子供の頃に多くの時間を共有する大人といったら、親と教師になります。

家庭と学校でどんな大人と関わるかが重要になってくるかと思います。

今日は思春期の子供で家庭と学校における「共感の一致は難しい」「子供の善悪のとらえ方、なぜウソをつくのか」についてまとめていきたいと思います。

共感の一致は難しい

誰しも育った環境はことなるもの。

貧しい家で育った人、スパルタ教育を受けて育った人、浪人を経験した人、犯罪を犯して育った人・・・

例を挙げていったらキリがないですね。

つまり、同じ立場を経験したことのない人と共感することは簡単ではない。という事は頭に叩き込んでおきましょう。

人が共感を抱く原理としては、自分と似ていると感じる人たちにはすぐに輪を広げますが、違うと見える人たちとはそうともかぎりません。

共感性の感覚は

に強く従います。なので子供たちの間でも、つい最近まで仲良かったのに、急に話さなくなる、違うグループに所属するなんてことはよくあります。

 

 他者の見方を深く理解する能力は、思春期後半から早期成人期まではっきりと表れてきません。ですが、認知能力と思考する能力は思春期にかけて大きく発達します。

これらを融合するとどうなるか。

思春期の子供は何でも知っているようにみせたい、でも深くは理解できていないという事実

このような状況もあることから、確かに形上の共感はできても本当の意味での共感は難しいです。

ではどうすればよいのか。

それは日ごろから「肯定的な関係性の構築」が大事になります。

うまくいかないときこそ、正しい記憶を呼び覚ましてくれる励ましてくれるなど、あと一歩を手助けしてくれる大人との親密な関係が良い影響を及ぼします。

 

ですが、様々な個性をもった子供が集まるのが学校です。

 

教師にも葛藤があります。

身勝手な行動する子、指示の意図をくみ取れずに我が道を進む子などなど・・・

ストレスをかなり感じながら仕事をする教師もいます。

 

そんな教員に「肯定的な関係性を構築」せよ!といってもキツイものがあります。(こうなる以前に、教師の使命として「肯定的なとらえ方」は生涯勉強していくべき課題と認識しておくべきだと思います。それ以上に、学校がそういう環境や仕組みを整えるべきだと思います。)

 

そのような事態に備え、大事なのが親と子の関わりです。

親が子を肯定的にとらえてくれるだけでも、教師からの働きかけとは無関係に子に作用します。ある研究では教師からの低い働きかけも、親からの肯定や期待が教師の働きかけを滅殺したという研究があるくらいです。

 

一番良いのは親、教師の両方から「肯定的な関係」を築けることが何より望ましいです。しかし、両方そろうのは難しいという立ち位置にいる子供や家庭、学校があるでしょう。

少なくとも自分は!という視点を忘れずに、互いに良い関係を目指して頑張っていきたいですね^^

 

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【教育・学習】子供に「考える力・思考する力」をつけたいと思ったら。

「思考」つまり「考える力」が大事なのは言うまでもありません。

ですが、どういう行動が思考であるのか。

「~であると考えたから・・・をした。」と言えれば「考えた」つまり思考したといえるのでしょうか。

もちろん、場合によるというのが正解なのでしょうが、我々大人が子供に考える力を身に付けさせたいと思った時、どのようにアプローチをしていけばよいかを今日はまとめていきたいと思います。

思考とは何か。まずは「思考」という前提条件をしる

本来、思考とはゆっくりじっくり考えてある課題に対して答えをだすこと。

これに尽きると思います。

しかし、思考というのはかなりリスクのある行動だと知っておきましょう。

なぜなら、思考とはゆっくり行われるもの、つまり時間がかかるものです。

しかも、しっかりとした答えを出すことができるのか。そうとも限らないですよね。

多くの人間というのは、勉強するのが好きではありません。知的好奇心を頼りに我々は勉強をしているのです。

いわゆる「知りたい欲」です。話をもどすと、時間かけてじっくり考えて答えがでなかった。これで知的好奇心欲をみたすことができたでしょうか。

残念ながらアウトです。しかもこの場合は負のループを生ませます。

思考のメカニズムをもう少し見ていきます。

思考するには前提知識が必要なのは言うまでもありません。結局のところ、我々は自分の記憶を頼りにしているのです。

自分の今ある記憶を頼りに攻略できそうな課題に取り組む。そして解くことができたのなら、我々はそれがおもしろいという感覚となり、知的好奇心欲がみたされていきます。これを「ゴルディロックスの原理」とよばれているようです。

ちなみに、この人間の欲をうまく利用した商品が世の中に存在します。

それが「ゲーム」です。

ポケモンなどのRPGとかが一番良い例だと思います。

最初に弱くても、戦った数だけ経験値という数字で評価され、あと一歩という強い相手を倒していく。この快感がなんともいえない。だからゲームはおもしろい。

ところが勉強はどうでしょうか。

もし、足し算引き算に苦労している子が、方程式の計算を喜んでやるでしょうか。

キャタピーカイリューに挑むという状況とでもいいましょうか。

この場合かなり高度な手助けが必要となります。

つまり、我々大人が

今その子がどのくらいの知識を有していて、その上で何ができるのか

というのを見極める必要があります。

思考というのは「記憶」をたよりに活動が行われます。日々のふれあいの中で我々大人も子供の「何を知っていて」「何を知らないのか」これを考えていく必要があるでしょう。

 

さて、ここまでまとめてくると今度は大人が子供から「信頼される人」にならなければなりません。

どういう大人が信頼され、どういう大人が信頼されなくなるのか。

この辺りも掘り下げていければなと思います。

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【教育】家庭の〇〇が子供の学力に影響を及ぼす・・・

※ここでは社会的な背景から「学力」がどうなるかという結果に注目して述べています。

学力が高い≠成功する

ではありません。よろしくお願いします。

 

各家庭ごとに学力に差があるのは言うまでもありません。

それは、経済的な格差、1人親世帯の増加、ネグレクト、虐待・・・

 

一人親世帯にしろ、毎日気にしてくれたり、面倒見てくれる親がいる。愛情をもって子どもを育てている。

きっとそれは、データとは関係なしに、一般的に親子の「幸せ」は正の相関(愛情をもって育てれば、子は幸せになる。子の幸せは親の幸せ)があると私は信じています。

学力だけがすべてではない。これは言うまでもありません。ただし、社会で生きていくには少なからず、自分で課題をみつけ、考え、解決していく力が必要であると思っています。

そして、どんな子でも平等に、同じ教育を受けられる場所。それが学校になります。

 

ですが、最初から持っている学力・能力に差があることから、いくら同じことを教えてもらっても、内容を物にできるのには個人差があります。

 

今日は学力が「いつ差が生まれるのか」また、「それは努力で克服可能なのか」そういった研究結果を見ていきたいなと思います。

いつ差が生まれるのか。

それは「小1(6歳)で表れ始め、中3に向けてその差は拡大していく」です。

具体的には、家庭経済で富裕層と貧困層の偏差値の差は小3で約5ポイント、中3で約15ポイントとなります。

さらに、内容が難しくなるせいか、各教科への好感度も年々下降傾向にあります。算数・数学至っては、小3で約85%の子供が好感をもてると解答しているのに対し、中3では約65%まで低下してしまいます。

何が言いたいのかと言うと

 

できる子はなんとかくらいつく、できない子はわからないから諦める。

 

こうなってしまうわけですね。

 努力で克服可能なのか

それを防ぐにはやはり、学習時間の確保になります。

この前は家庭経済が貧困層の過程でも「30分以上」から 効果が表れ始めると言いました。これは間違いではありません。しかし、両親が非大卒を前提におくとなると2時間以上で顕著な効果が出始めるという結果だったそうです。

よく、勉強ができないのは「個人の努力が足りないから」や「その子の能力が低いから」と聞きますが、実は「親の能力、子への関心」これも重要な指標になっています。

しかも、親自身の学歴が低いとなると毎日2時間以上の勉強をしなければ効果は薄いという結果に・・・

 受験生ならまだしも、普段から毎日2時間はしんどいと思います。

なので、ここではなぜ2時間以上という結果になったのか、その理由を考えたいと思います。

その理由を推測すると

  • 家で親が勉強を教えられるられない
  • 親が何故勉強しなければいけないのかを子供に話し切れていない
  • 勉強以外の面白いことに注意が奪われている
  • そもそも親が勉強を重要視していない
  • 勉強に楽しさを見出せない

このような背景が少なからずありそうです。(他にも理由がありあそうです。ぜひ、コメントください)

「自信」3要素の一つである、自己効力感(今ある知識を駆使して努力で問題を解決できる力)を高めるのに勉強は欠かせません。さらに、前ある知識と結び付けて解決できると思い、とりくめるようになると、有能感も上がります。

※3要素についてはこちらから↓

【教育】「自信」をもって生きなさい!・・・??? - EduCa0303のブログ

 

勉強する意味を見出せるようになるにはまず「考える癖」がなにより重要だと思います。日頃から「何故」を大切に親子で一緒に考えることが最初の1歩だと思います。

 

参考書籍

学力格差拡大の社会学的研究 小中学生への追跡的学力調査結果が示すもの [ 中西啓喜 ]

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【教育】親の学歴が低い家庭のもとで生まれた子は諦めるしかないのか。

※前提:ここでは「学力」に注目しています。当然

  • 学力が高い≠将来成功する

ではありません。

↓ここから本題

 

 

各家庭によって経済的に差があるのは致し方ないのかもしれません。

  • 高い学力の家庭に生まれれば、高い学力を有している。
  • 低い学力の過程に生まれれば、低い学力を有している。

残念ながらこれはゆるがない事実です。家庭格差が子供の学力に大きく影響しております。(データからの統計的検定で示されています)

その理由を言語にするのなら、親自身が勉強してこなかった、親が子供に勉強の本質や大切さをうまく伝えられない、勉強することで将来何に繋がるかを身体で示せていない等あがります。

それなら、子は諦めるしかないのか、親は自分の学歴が低いのを嘆くしかないのか。

そんなことありません!

子どもは子どもでできること。親は親でできること。それぞれあります。

今日は学力をあげるために「子供ができること」「親ができること」をまとめていきたいと思います。

子供ができること

いたってシンプルです。「学習時間」と「宿題をやる」です。

あたりまえやん、何もひねりがないと思うかもしれませんが、この2つが何よりも学力への影響が高いという結果でした。

学習時間について

ではどのくらい確保すればよいのか。それは家庭経済が低い家庭でも1日あたり、「30分以上」取り組むだけでも効果が表れるという結果でした。

また、長くやれば良いというわけではなく、「1時間以上」「1時間半」・・・「3時間以上」と時間を増やせば増やすほど、学力が上がるのは間違いないのですが、「まったくやらない」と「30分以上」の2つで比較すると差が大きいのです。

これはどの階層の子にも言えるのですが、まずは30分を目標にやってみてはいかがでしょうか。

宿題をやるについて

宿題に関しては「意味がない」という意見が出てきそうですが、私は場合によるが正解だと思います。例えば、ハイレベルな宿題、めっちゃ簡単な宿題。これは確かに意味がないのは言うまでもありませんが、やらされている、もしくはとりあえず先生に言われたからやるでも意味がないと思っています。

というのも、私自身、勉強とは「自分の知っていることをいかに工夫して、目の前にある課題をどうやりとげるか」を考えるものだと思っています。また、人間は1度では覚えられないので「時間をあけて再度取り組むことで知識を定着させるもの」とも思っています。宿題はその各個人の勉強を助けるものであり、そう位置付けるべきだと思っています。

当然、何も考えなしにやっていては工夫がないし、やらされていて、数学等解法を定着させないといけない教科は答えや友達の解答をうつしていては自分の腕の筋肉の無駄遣いと言わざるをえません。シャーシンの無駄です。そんなものに金を使うのなら私はアメを買います。

そうはいっても、宿題がわからない、レベルが適切でない等ある場合は次のように対処してみてはどうでしょうか。

  • 宿題がわからない ⇒ 友達等、まわりの人にアドバイスを求める。
  • レベルが低い ⇒ 本屋にいき、自分の興味あるものを買う。
  • レベルが高い ⇒ 思い切って1学年下の問題集で練習

特に宿題のレベルが高いと思うのなら思い切ってレベルを下げるのが一番だと思います。(宿題はださないと怒られるのなら、あらかじめ先生と相談しておきましょう。)

 

親ができること

少し強引な方法もありますが、以下になります。

子供と進路について相談する。学校や地域との関わりを持つ。環境を変える。

条件によっては子供の勉強に関与してはならない。

とくに、経済階層が高い家庭かつ学力を有している家庭では、明確な進路目標があるという結果でした。(おそらく友達同士で話したりしても話さなかったり、ひとまず大学までは行きたいという解答かもしれません。)順に説明します。

子供と進路について相談する

ひょっとしたら子供によっては耳が痛い話となるかもしれません。特に受験が近くになると嫌が応でも意識させられます。

さらに一歩進むと「将来何になりたいのか」こんな相談もするかもしれません。

どんな内容について話したらよいかはネットに検索をかければいくらでも情報がでてくると思いますので、自分の子供の性格にあった内容に絞って調べていくとよいかと思います。

学校や地域との関わりを持つ

いわゆるPTAや自治会ボランティア(今でもあるのか)になります。同じ学校に通う子たちの親御さんと関わるのは子供からの情報もあり、親からの情報もあることから、かなり有益なようです。また、高い階層にいる親御さんは子供を塾等に通わせていることなど、社会とのつながりが広く、有益な情報を多く得ているとも推測できます。

親が学校と地域とのつながりを豊かにすることは子供にとってプラスの効果となる結果でした。

環境を変える

少なからず子供は周りの環境に大きく影響を受けます。いい友達がいればそれにつられ、大きく成長しますし、逆もしかりです。

もし、あまりにも子供が今の環境に適さない、負の効果が強すぎるというのであれば、転校をするのも一つの手です。

ただ、やってはいけないこともあります。

それは「いい環境を求めての転校」になります。あくまで今現時点で、子供にとって悪いことがないのに、親が子のためと思い、身勝手な転校は子供のためにはなりません。

いずれにせよ、環境を変える際には慎重になるべきでしょう。

条件によっては子供の勉強に関与してはならない。

これは意外でした、どんな親にせよ、子とコミュニケーションとる、関わりを持てるという意味ではかなり有益と思っていたのですが、「親が内容に知識をもたずに関与すると負の効果」となってしまうようです。

効果がないならまだしも、負の効果、つまり、子の学力が下がるというのです。

おそらく、親ができていないのを理由に勉強しなくてもなんとかなる。と思っているのかもしれません。

もし、自分がわからないのであれば、わからなくて苦労したこと、一緒にわかるよう互いに勉強するなどの補強が必要になるかと思います。

 

どんな子も可能性は無限大!私もそう思いたいですが、おかれている環境の現実や事実は平等ではありません。大事なのはどう打開するか。

学力があるから将来成功するとも限らないし、学力がなくても成功することもあります。

大事なのは、どれだけ自分が本気になって考え、目の前の課題を解決できるか。

その訓練をするのが子供のときからやるべきことなんだと思います。

このブログを始めたのも「知識を定着させたい」という思いから始めています。

まずは継続が目標です。頑張ります。

参考書籍

学力格差への処方箋 [分析]全国学力・学習状況調査 [ 耳塚 寛明 ]

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