【学習】「目標達成が中々うまくいかない」と思ったときによむブログ
誘惑物が何かを疑う
「目の前に1000万円受け取れるとする。1年待てば1100万円になる。ただし、その1000万はつねに見えるところに置いておかねばならない。」
さて、あなたは今、受け取りますか?1年後に受け取りますか。
少しでも得をしたい、別に今すぐに使う予定ない!というなら1年待つ事も選択肢にあるかもしれない。(今すぐほしい、自分で1000万を2000万にすればいい、だから受け取ってそれでお終い。)
長期の目標をもつとき、そこに到達するための利益について考える。その目標が高いほど、長期にわたる到達するための持続力が必要となる。自身の持続力の強さを見誤ると、長期的な目標達成の可能性を低くなる。
自分が絶好調!!ウヒョヒョ状態のときに立てた目標は3億%失敗します。
自分が絶不調の時でも、まぁこれくらいは。というのも考えながらつくるのがよいです。
今得られる利益を将来に先伸ばすことを満足遅延という。満足遅延はより高い安心に到 達するための衝動である。その利益を得るために我々は自分を制御しつつ、絶え間ない努力をし続ける。
しかし、人間は誘惑に弱い
目の前に誘惑物(特に携帯)があると、無意識にそれに手を伸ばし、いじってしまっては集中力が持ってかれ、無意識に疲れ、無意識にやる気がなくなり。あーきょーはつかれた。もーいーやー。となってしまう。
最初の例もずっと1000万が見える状態にある。もし、1年の間にどうしてもそのお金が必要というなら、手をだしてしまうかもしれない。
だったらこうしてみてはどうでしょうか。
目標【(携帯が原因の場合)目の届かない場所におく。】
(例)
もし、家に帰ってきたら、携帯は指定の場所に置く。
家にいるときは指定の場所に置く。
いわゆる習慣化の帝王If-thenルールです。
私も昔から知ってはいたのですが、実践できていない事に気づきました。
まずは紙にかく!記録する!ここから始めたいと思います。
子供時代にどれだけ耐えられたかが肝
ちなみにですが、この満足遅延の持続力には当然個人差があります。特に、子供の時にこの満足遅延が鍛えられていないと、将来、自己制御の問題に直面すると言われています。ちなみに自己制御は知能や学業成績と無関係です。
大人になってからも身に付けられるのですが、大人の場合は簡単な誘惑で壊れてしまうことが多いです。一度できたからもう大丈夫!これはよくないです。永遠にやり続ける覚悟が必要ですね。そうまでしたいことなのかは各自で判断ですね。
ちなみに学力が高いと将来成功するとは言いにくいのですが、自己制御がしっかりできる人間は社会的(特に結婚で)成功できる可能性が高いという結果だったそうです。
ちなみに自己制御は学力とも相関があります。
注意:あなどるな「自我消耗」
いわゆる精神的疲労です。いったん消耗してしまうと、人はエネルギーや努力、持続力、自己制御を著しく低下させる。これも無意識に使われていると思ったほうがよい。
- 仕事でなにか疲れることした。
- 学校で嫌な事があった。
これらはかなりのエネルギーを消耗しているはずです。そのときは「褒美」を与えるのが一番です。焦る必要はないです。回復するまで待ちましょう。
消耗してしまうと怖いのが「他人へ攻撃的になりやすい」ということです。不正を働きがちにもなります。このような感情がでてきたら計画に無理がないか。実行しつつ心の声に耳を傾けることをお忘れなく。
まとめ
目標に到達する助けはなにか、助けにならないものは何か。
目の前に誘惑が置かれたとき、その誘惑に抵抗できるだろう。
しかし、そのような努力自体が能力を奪い始め、長期間同じレベルの抵抗を維持することはいっそう困難にしてしまう。
自己制御できる人というのは決して禁欲の賢者、孤独な人というわけではない。
今後も良い分の目標の設定ができるようになりたいと思った今日この頃でした。
参考書籍
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