【教育・学習】子供に「考える力・思考する力」をつけたいと思ったら。
「思考」つまり「考える力」が大事なのは言うまでもありません。
ですが、どういう行動が思考であるのか。
「~であると考えたから・・・をした。」と言えれば「考えた」つまり思考したといえるのでしょうか。
もちろん、場合によるというのが正解なのでしょうが、我々大人が子供に考える力を身に付けさせたいと思った時、どのようにアプローチをしていけばよいかを今日はまとめていきたいと思います。
思考とは何か。まずは「思考」という前提条件をしる
本来、思考とはゆっくりじっくり考えてある課題に対して答えをだすこと。
これに尽きると思います。
しかし、思考というのはかなりリスクのある行動だと知っておきましょう。
なぜなら、思考とはゆっくり行われるもの、つまり時間がかかるものです。
しかも、しっかりとした答えを出すことができるのか。そうとも限らないですよね。
多くの人間というのは、勉強するのが好きではありません。知的好奇心を頼りに我々は勉強をしているのです。
いわゆる「知りたい欲」です。話をもどすと、時間かけてじっくり考えて答えがでなかった。これで知的好奇心欲をみたすことができたでしょうか。
残念ながらアウトです。しかもこの場合は負のループを生ませます。
思考のメカニズムをもう少し見ていきます。
思考するには前提知識が必要なのは言うまでもありません。結局のところ、我々は自分の記憶を頼りにしているのです。
自分の今ある記憶を頼りに攻略できそうな課題に取り組む。そして解くことができたのなら、我々はそれがおもしろいという感覚となり、知的好奇心欲がみたされていきます。これを「ゴルディロックスの原理」とよばれているようです。
ちなみに、この人間の欲をうまく利用した商品が世の中に存在します。
それが「ゲーム」です。
最初に弱くても、戦った数だけ経験値という数字で評価され、あと一歩という強い相手を倒していく。この快感がなんともいえない。だからゲームはおもしろい。
ところが勉強はどうでしょうか。
もし、足し算引き算に苦労している子が、方程式の計算を喜んでやるでしょうか。
キャタピーがカイリューに挑むという状況とでもいいましょうか。
この場合かなり高度な手助けが必要となります。
つまり、我々大人が
今その子がどのくらいの知識を有していて、その上で何ができるのか
というのを見極める必要があります。
思考というのは「記憶」をたよりに活動が行われます。日々のふれあいの中で我々大人も子供の「何を知っていて」「何を知らないのか」これを考えていく必要があるでしょう。
さて、ここまでまとめてくると今度は大人が子供から「信頼される人」にならなければなりません。
どういう大人が信頼され、どういう大人が信頼されなくなるのか。
この辺りも掘り下げていければなと思います。
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