【教育】子供のその行い、褒めていいのか?
テストの点数が以前よりも5点あがった!
もし、このように言ってきたら何て言葉を返しますか?
がんばったね!なのか、それとも、たった5点なのか・・・
その子供次第でかける言葉は変わるかと思います。
子供と会話しているのは楽しいです。
~ができるようになった!とか、~ができなくて困っている
そういった会話も少なからず多くあります。
今日はそんな場面に出くわしたとき、私は2つのことを意識しようと思います。
「フィードバック」と「褒める」
この2つです。ではまとめていきます。
フィードバック
勉強を教えていると、様々な知識があるので何でもかんでも語りたくなります。
必要以上に話をしてしまい、かえってわからなくなる
そんな現象にも数多く出くわしてきました。
なぜ、そのような現象になるのか。
それは「話し手」と「聞き手」では実感がまるで違うということです。
まず話し手、教える側がフィードバックを与えているのは以下のような内容になります。
- コメント・確認・訂正
- 明確さ・内容の発展・修正
- 批判・振り返り・解説
そして、そのような内容を提示した後、話し手としては
「かなりのフィードバックを与えている」と思うわけです。
しかし、これは自分が実感しているわけで、
フィードバックに求める聞き手はただ一つ
「次回、よくできるようになるにはどのように改善すればよいのか」
つまり、この目的から逸れるものは全て「無駄」になるわけです。
冷蔵庫を買いに来ているときに、「このワインめっちゃ珍しくて限定的なんですよ!」と言われてそのワインを買うでしょうか。
・・・ワイン好きなら買うかもですが・・・
そして、その長たらしい説明に「批判」が含まれてしまうと大変です。
子供は次なるステップの情報を聞きたいだけなのに
あたかもできていない事を言われている
話して自身は子供のためだと思って話している
子供はそんなことしったこっちゃない
子供のときの出来事なんて失敗の数の方が明らかに多く
しかも、失敗は可視化されやすいのです。
なので、我々はその起動を修正する手立て、成功したときの姿がどんなものなのか
そして、今話している情報が次の地点に向かうための情報だと気づかせるか
この3つが重要になるわけです。
フィードバックの3条件
- 成功とはどんな姿か
- 現在地から目的地への道のりを縮めるにはどうしたらいいかのか
- 次の地点にたどりつくための情報だということだと認識させているか
たわいのない雑談とかでここまで考えなくていいとは思いますが
しっかり教えたい、わかってもらいたいという時にはこの3つを意識したいと思います。
褒める
私たちは子供がいい行いをしたら褒めなくてはいけないと思いがちです。
そして、何でもかんでもただ褒めればいい!というわけではないことも知っています
だからこそ、褒めるというのは難しいのです。
よく、表面的な褒め方ではなく、行いを理由とともに褒めたり叱るのが効果てきだともいわれています。
しかし、その場その場でその文句を突発的に考えるのは難しい
私自身、子供がいないので、子育てにおいては具体的にその場面にでくわしたことはありませんが
子供相手に勉強を教えていると
「あれ?これは何を、どんな行動をほめればいいのだ?」
と思うのですが、結果的に、会話の中の一瞬の出来事なので
事なきのように、流れておしまいです。
でも「この子がよくなるには、どんな一言を?」
と考えるのは楽しいものです。
そんな時に、フィードバックの3条件で3番目は無理かもしれないですが、1と2についてはいけるような気がするんですよね。
そしたらおのずと、何をどんな行動を褒めたらいいか見えてくるような気がします。
その子が成功したきの姿、もし、それに届いていないのなら、その距離を縮めるにはどうしたらいいか。日々考えていきたいですね
というわけで、今日はフィードバックと褒めるについてまとめてみました。
今日も勉強していて楽しかったです!
参考書籍
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方( 3歳 ~ 12歳 の子ども対象) [ 島村華子 ] 価格:1,650円 |
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